電界妖怪 〜マカフシギ〜 ②

そう。知らない街に知らない顔をして行くなんて普通はしない事。
何かしらその街や行事などを知っておかないと、クラスの初対面の人達に何を話せばいいのか分からなくなってしまう。
私は、何も勉強して来なかった。だから私は困ってしまったのだ。
「絶対、健輔達はさ。謝るってことを知らないから、オレが代わりに謝るよ。1人分じゃ絶対足らないと思うけど。」
と、忠君は切ない感じで言っていた。声から分かるほど聞き取れた。
「ううん。ありがとう。嬉しいよ。…でも、私はちょっとは気にしてない。だって、逆にそのおかげで智美ちゃんと仲良くなれたし。
まあ、そう言っちゃうと、イジメはいいことだって証言になっちゃうけど……」
確かに、その通りなんだけどね。イジメられたのに上におだててしまえば、意味がない。
イジメが良くないと言っている正しい人の意見に釘を刺してしまう事になる。