電界妖怪 〜マカフシギ〜 ②

「そっか。……あのさ、美希って6年の始め智美から妖怪をペットにしなかったか?」
「え?」
「急にさ、美希が妖怪と一緒に歩いている時を見かけたんだ。突然だったから気になったんだけどさ」
「うん。智美ちゃんが妖怪をハジヨカっていう札の形をした道具を使ってペットにしてくれたんだ。でもね、あれからクラスメイトの人たちと電界について話す事が出来たの」
「そうなんだ。なら、良いんだ」
と、忠君が言う、私はちょっと間を置いて、
「……え?それだけ?」
と、言った。すると忠君は、
「あ…いや。…美希、教室にいるときなんか辛い顔をしていたからさ。なんかオレ達のせいかなって思ってたんだ。…本当にゴメン」
と、言ってきた。だから私は慌てて、
「え、謝らないでよ。私の方こそ、全く知らなかった。この悟州都町の事を親戚からちゃんと勉強してきなさいって言われていたのに、私……勉強しなかったから」
と言った。