「この、跡……妖怪の足跡なのかな?」
「え、妖怪って足跡あるの?」
「な…何言っているの?妖怪でも足跡は……」
と、私は考え込んだ。
「ちょっと、咲恵子?どうかしたの?」
「……私、分かった!この原因!!」
と、私は言った。
「えーー!?」
と静香は驚いた顔をして、言った。



私、美希はあの件から数十分経った夜9時過ぎ。
デンタは疲れたのか、もう寝ちゃった。グッスリ寝ている。寝顔、可愛い。
で、私はデンタと一緒に図書館からコピーしてきた資料に目を通していた。
すると、忠君から着信がかかってくる。
私は、着信がかかってきた事に驚いている。
そっか、私アドレス交換したんだっけ。すっかり忘れていた。
「もしもし?忠君」
と、私は言った。
「あ、美希。ごめん…急に。今、時間大丈夫か?」
「うん。大丈夫。一息ついたところ」