「ちょっと、咲恵子、時間本当に大丈夫なの?」
と、静香は言った。
私・咲恵子と静香は道を走っていた。街中は変わった道はないから、すごく良いんだけど。


なんとか時間には間に合い、名古屋の市役所の方を困らせる事はなかった。
でも、なんかあわててきていた事が顔や走ったせいでかいた汗で分かったらしく、ちょっと怖い目をしていた。
お願いをし、静香と一緒に現場を見て回る事にした。
とある現場では、もう砂地になっていた。きっとここには家とかがあったのだろう。きっと業者の方が取り壊したのだと思う。
でも、一体どんな妖怪がこんな仕業をしたのだろう?でも、私には妖怪たちが悪さをするなんて考えない。
一体何か関係があるのだろうか?
「うん?」
私は、ふと地面を見ると、丸い跡を見つける。
「咲恵子、何か見つけた?」
と静香は言った。