電界妖怪 〜マカフシギ〜 ②

でも、悟州都町の教育方法は“鬼”のように難しくて。あの時の時代が一番怖かったんじゃないかなって。
結局、大ゲンカにならなくて済んだけど。たぶん、二人は親から行け!といわれて、せっかくの夏休みの半分以上が夏期講習でつぶれて嫌だったのかもって。
皆、夏休み前となって、ピリピリしていたのかもしれない。……うん?もしかしたら、家族との関係も怪しい雲域だったのかも……。
私はのん気だったのかもね…きっと。

―――私は、智美ちゃんと愛海ちゃんと別れた後、急いで家に戻った。
だって、今日は、デンタと一緒に図書館に行く約束をしていた。
だから、早く帰りたかった。そういえば、デンタと外に出かけるのは初めてかもしれない。
図書館の中に入ると、梅林町の図書館とは全然違う。
おしゃべりしてもいいように個室が3階に用意されていた。
というよりも、悟州都町の図書館は3階建てなんだ、って。