電界妖怪 〜マカフシギ〜 ②

娘を大切にしないなんて可笑しいって思った視聴者が怒りを忘れて、中村総理を狙おうとしたみたいだけど、
よく言う。優しい人間ほど、殺人事件を起こしやすいって。
私も…もしかしたら、そうなるのかな?


私は学校の集まりが終わり、下校途中だった。
―――今からこの日のことを思いだせば、もう世の中は反対方向に歯車が動いていたのかもね。
「まあ、智美。元気を出して。一応、作文を3種類出せが2種類に。1種類減ったんだから、それで、イイじゃない」
「愛海は、イイじゃない。入院していたんだから」
「ちょっと、その言い方は無いんじゃない?」
「ねえ、二人とも下校途中にケンカはやめようよ」
と、私は、智美ちゃんと愛海ちゃんのケンカになりかけを止める。
すると、智美ちゃんが、
「私、夏期講習に参加するの」
と、智美ちゃんが言った。
「夏期講習って、あの塾の?」
と私は言った。