ココは智美ちゃんの家。
あれから、智美ちゃんの家に来ていた。もう夜なんだけどね。
「・・・うん、うん。分かった。・・・大丈夫!智美ちゃんのお母さんに迷惑かけないようにするから。
うん、じゃあね」
私は、お母さんに連絡をしていた。通話を切る。
「はあ・・・・・・疲れた!」
智美ちゃんは言った。
「智美は頑張りすぎなの!」
咲恵子さんが言った。
「そんなに頑張っていたんだ・・・・・・」
私は、言った。誰にも聞こえないように小声で・・・・・・。
でも、私はだたボーっと突っ立っていただけだった。
「もう、一人で突っ走っていくんだもの。心配したわ」
咲恵子さんは、お姉ちゃんだから智美ちゃんのことが心配なんだねって。
まあ、別に悪いことじゃないから、馬鹿にする必要なんて全くないんだけど、私も妹が欲しいなって・・・。
でも、私みたいなダメな人間にお姉ちゃんになる資格なんてあるのかな?って考えちゃったりしていた。