*片想い
最初から、出逢った時から
何処にもなかったんだよ。
あたしが入る隙間なんて…。
なにも知らずに
あなたと出逢った。
あの時はあなたをこんなに
好きになるなんて思いもしなかったよ。
ある日あたしは知った。
あなたに彼女がいること。
残酷にもあたしの片想いは
この時から始まったの。
彼女の存在を知って
あたしはあなたが好きなんだって
気付いたよ。
もうやめようって何度も思った。
でも、そのたびにあなたは
思わせ振りな行動をとる。
そしてあたしは
また、あなたを好きになる。
だけど、現実は変わらない。
彼女は新しい命を授かった。
泣いたよ。
けど、これでよかった。
諦められる。
最初からなかったんだから。
それなのにあなたは
忘れられそうなころに
いつもあたしの携帯を騒がせる。
そのたびに
また立ち止まるの。
ゴールのない片想いの中で…。
Aiha。
