「電話、親から?」

「うん、お母さんからー」

「すごい声漏れてたな」



駿くんは少し笑っていた


うぅっ…、ちょっと恥ずかしい…



「私の親ちょー過保護なんだよね…」

「大切にされてるってことじゃねぇの?
いいことじゃん」



駿くんの言葉に少し驚いた

こんなこと言ったら、大体の人は親ってうざいよね?みたいなことを言ってくることが多かったから



「ふふっ、ありがと!
そう言ってもらえると、なんだか嬉しいよ!」

「いえいえ」

「それじゃ、私帰るね」



そう言って、立とうとした瞬間、少し立ちくらみが起こった



「おっおい、大丈夫か!?」



駿くんが咄嗟に支えてくれた