昼休みが終わって、午後の授業が終わった。
帰りのHRが終われば、3組の方から若葉ちゃんが2組の教室のドアを勢いよく開けた。
「まーいーっ!! 帰ろーっ!」
ギュッと抱きつかれ、あたしは思わずバランスを崩す。
そんなあたしと若葉ちゃんの所に、翼くんと悟史くんは笑いながら寄って来た。
「お前……手加減してやれよ」
翼くんが苦笑いしながら、若葉ちゃんの額を軽く叩く。
「これはあたしの愛なのっ!」
そう、ふふんと言う若葉ちゃんを見て、あたしは小さく笑う。
4人で下駄箱を出ると、なにやらざわざわしていた。
「どーしたんだろー」
若葉ちゃんがそんなことを言っていると、近くの女の子が誰かに電話していた。
「ねぇ、今すぐ校門きてっ!! めちゃめちゃカッコイイ男いるからっ!!!」
……なるほど。
よく周りをみると、女の子の人数がすごく多い。

