LHRが終わって、放課後になり、あたしは翼くんのところに駆け寄った。
「翼くん、さっきはありがとうっ」
「いや、全然いいって! お礼言われるほどじゃねーしっ」
「でも、感謝してるから。
だから、ありがとうっ!」
笑顔でそう言うと、翼くんは目を丸くして片手で顔を覆った。
「? 翼くん?」
「ぁ、えっと、部活! 部活行ってくる!」
「うん、頑張ってねっ」
翼くんは「おぅ」と言って、早歩きで教室を出て行った。
あたしも部活行こ。
そう思い、あたしも鞄をもって教室を出た。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…