【完】大好きでした。






教室に入れば、クラスのみんなが翼くんを囲んだ。

みんなが、笑顔で翼くんを迎えている。



「いーんちょー、今日さ、日向と一日一緒にいていいから」

「ぇえっ?! そ、それはさすがにっ」

朝の準備もサボっちゃったのに……。

「いいって! みんなも納得してるし! それに、日向がかわいそーじゃん?」

「そーそー! 翼、ちっちゃいからさ」

「おい、背は関係ねーだろっ」

「ははっ」


翼くんがいるだけで、クラスの笑い声が明るくなる。

やっぱり、翼くんはすごいね。


周りの人を、こんなにも笑顔にしちゃうんだもん。



「舞」


翼くんは、みんなに聞こえないように、静かに言った。


「一日、よろしくなっ!」


そう嬉しそうに笑った翼くん。

その笑顔に、あたしもつられて笑顔になった。