みんなの所に戻れば、ニヤニヤしてあたし達を見る。
「つーばーさーっ!」
悟史くんが、翼くんの肩に腕を置く。
「やるじゃんっ! 俺も好きだよ〜」
「うっせーよっ!」
「まぁ、よかったじゃんってことで!」
「……敦は?」
「あいつならチームメイトと一緒にいる。
俺に“次は勝つ”って言って」
「……そっか」
翼くんと悟史くんの会話を聞いてると、ポンっと誰かがあたしの肩に手を置いた。
見ると「しーっ」と唇に人差し指を当てている若葉ちゃん。
「悟史に告白された」
そう小さな声で言って、みんなの輪へと入っていった。
え……っ?!
若葉ちゃんを見ると、少し嬉しそうに笑っていて。