なんで……どうして?? いて欲しくなかった。 電気を消して、早く帰ろうって。 でも……翼くんの姿を見たら、 すごく、嬉しい。 好きで好きで……見れただけで、嬉しくて。 「……舞?」 名前を呼ばれて、ビクッと肩が跳ね上がった。