「ほーらっ! 翼も練習行くっ!!」

「へーへー」

「ねぇ、矢野さん」

「は、はい」

「もしよかったら、中で見ない? 練習」

れ、練習っ?

「ほら」

「ぁっ」

答える前に、手首を引っ張られ、体育館の中へ。

その後は断りづらく、結局練習見学することに。

「金里、練習ゲームの準備頼む」

「はい」

金里さんは、大きくて黒くて四角い機械と小さくて他の二つと繋がってる機械を何かいじってる。

「準備おっけーです!」

「おっし。3年と2年のAチーム出ろー」

「うーっす」

「矢野さんは、こっち」

金里さんについていくと、体育館のステージの裏側へと案内された。