コンビニに着けば、あたしがカゴを取ると、そのカゴをスッと翼くんが持つ。
「こーいうのは、男がもつもんなの」
そうクシャッと笑って、ジュースが置いてある奥の方へと歩く。
そんな言動に、キュンとしてしまうんだ。
「あいつら何飲むっけなー。舞、なに飲みたい?」
「えっと……なんでもいいけど……。オレンジ、ジュースかな?」
「……ぷっ」
へ??
翼くんは一瞬目を丸くして、そしていきなりお腹を抱えて笑い出した。
「わ、わりっ。かなり意外だったからっ」
「い、いがい???」
「いやっ、もっと大人っぽい、なんとかティーみたいなの言うと思ったからさっ」
「……別に他のでもいいけど」
「ははっ。んじゃ、オレンジジュースとあとは適当に炭酸系でいっか」
翼くんはコーラやccレモンをカゴの中に入れていく。
「あと菓子もっと」
そして、ポテトチップス、チョコチップクッキーなど、みんなで食べれるものをカゴにいれてレジへともって行った。