「ヒナタァーっ!!!」

この声は……春部くん??

同じクラスで、日向くんと同じバスケ部。

確か部長だっけ。

「うおっ、やべっ! じゃあな、委員長!」

「うん」

日向くんはダッシュで、体育館へと戻って行った。

いつもそうだけど……日向くんがいなくなった後は、結構寂しい。



涼みにきてるだけって、わかってる。

でも、すごい嬉しくて。


「あれ?」

このタオル……日向くんの、だよね?

木のテーブルに置いてある、adidasのタオル。


……どうしよう。届けた方がいいのかな?