学校まで優と行く。
「おはよー」
「あっ鈴おはよー」
「行こっか」
学校に着いたら麻奈美と光が話してた。
こわいな…
何する気なんだろう?
「光おはよー」
「おう鈴おはよー」
「鈴ちゃんおはよう♪光って面白いんだね!話しててすごい楽しい!いいなあ、マナに光ちょうだぁい♪」
「え…」
良く軽く言えるね…
光を見るときの目と鈴を見るときの目が全然違う…。
「返事は?『はい』って言わないと嫌がらせするよ」
「はい、なんて言うわけないじゃん。ね、光。」
光お願い。うんって言って!
「俺お前でしゃべる話じゃねぇーだろ。んじゃーな。」
光…
「ふははっ。ざんねーん。光はもう鈴ちゃんなんて飽きたの。鈴ちゃんの次はマナかな?」
何言ってんの?
こわいよ…
助けてよ…
「何してんの?うちの鈴に何すんの?」
「べっつにー♪ね、すーずちゃん」
おもいっきり睨んでる。
鈴は視線をそらした。
「麻奈美ね、光をとるとか言ってんの。」
「はあ?ふざけんなよ?親友に何言ってんの?言っていいことと悪いことあるの先生に教わんなかった?」
優…ありがとう。
「マナしーらない」
キーンコーンカーンコーン
チャイムだ。
こわかった。
麻奈美の言葉が頭から離れなかった。
『光はもう鈴ちゃんなんて飽きたの。鈴ちゃんの次はマナかな』
本当だったらどうしよう。
こわいよ…こわい。