今日は最悪な日…
それは席替えだから。
光と離れちゃう…そう考えるだけで気が重い。
深呼吸をしてクジを引く。
「30か…」
窓際の一番後ろ。
光はなんだろう?
あっ、また光のこと考えちゃった。
「優は、何番?」
「あたし29番。鈴は?」
「鈴、30番なの!前後だね♪」
やったー!
あとは光だけだ!
『机を移動してください』
学級委員長の声でみんな動き出す。
鈴の隣は光の親友、聖亜。
「よろしく、鈴」
「よろしく…」
はぁ、優と近いのはいいんだけど…
んん!優の隣、光じゃん!
やったー!近い♪
旅行、同じ班になれたー!
奇跡が起きたー
サイコーにテンション高い!
「優ーーやったー」
「私実は聖亜のこと好きなんだ」
「嘘!!!!!旅行一緒の班じゃん!鈴もだけど」
「うん!まあ私たちも!?」
「「よかったー」」
ほんとに良かった。
優と聖亜か…お似合いじゃん♪
協力してもらってる分協力しなきゃ!
あーよかった♪