ボタンがすべて外され、私の上半身
は下着だけになる。


「空っ助けてっ……」


私は蚊の鳴く様な声で助けを求めた。
その瞬間っ



「蝶!!大丈夫か!?」


空き教室のドアが開き、空が入って
来た。




「ヤバッ逃げよーぜ!!」


私を犯そうとしていた男たちは、
一目散に逃げて行った。残ったのは、
荒川さん達……



「蝶っ」


空は私の名前を呼ぶと、私を抱きしめ
た。私はそれで安心して、涙があふれ
出した。



「空っ空っ……うぅ」