「れっつごーっ。」

「はいはい、お嬢様。」

いつの間にか広くなってた
背中に抱き着く。
…何か違和感。
風を切る、その風がいつもと違う。

「香水?」

「正解、よく分かったな。」

だって、いつもと違ってたからね。

「ラブロマンスのLUJE。」

それは前々から欲しいと思ってた
人気ブランドの銘柄。