【完】愛の価値




「行くぞ!」


私は由綺につれられて屋上をでて、外にでた。


私たちはずっとわけもわからない道を歩き続けた。



「ごめん…いきなりあんなこと言って…」



「ううん。私こそごめんなさい。由綺の気持ちも考えずいろいろ言って…」


「なぁ…美途の気持ちの整理の間、俺が側にいたらだめか?」


「え?だめだよ!由綺を利用するなんてできない。」

「俺がそうしてほしいんだ。叶わない恋だけど…今はすごく美途の側にいたい。」

由綺は私を抱き締めた。


あっ…


この匂い…


伊月と一緒だ…


香水の香りでクラクラする。


私は由綺の腰に手を回しコクンとうなずいた。