「その子は…どうしたの?」



「死んだんだよ。俺のせいで。」




伊月は急にソファーにうつ伏せた。




「何…泣いてんの。」




「ん。泣いてねぇ。」




「っ!!お腹空いた!なんか食べる。」




「わぁぁぁ!!イチゴヨーグルトだ。」




伊藤は冷蔵庫を開けて叫んだ。




「お前も好きなの?」




「うん!大好き!」




なんか…こいつ美途が生き返ったみたいだ。




美途もイチゴヨーグルト大好きだったし。




俺は伊藤の横顔をずっと眺めた。