【完】愛の価値




柚樹と来た場所は屋上。


いろんな思い出がある…。


「私ね、アメリカに移住するの。」


「えっ?」


「美途…私ね愛に狂ってた。ただ伊月のことを奪う気持ちでいっぱいだった。」

「無理だと思うけど私がしたことは忘れて、いい思い出だけを覚えててくれないかな?」


「当然だよ!いつもの柚樹に戻ってよかった。」


「それでアメリカで心の整理してからくるわ。」


「うん!」


「今日出発なの。手続きとかは前からやってたんだ。」


「柚樹!5年後ここで会おう。」


「そうね。分かったわ!!何よりも優先して5年後ここにくるわ。」


「ありがとう。
柚樹…私ね…
柚樹のこと大好きだよ。」


「私もだよ。あっ!!じゃぁ出発するから行くね!」


「うん!」


「伊月と由綺にも伝えといてね!」


「うん!さようなら!」


「またね!」



私は柚樹の後ろ姿に思わず涙が出る。


「柚樹…ありがとう。」


私は柚樹にそう呟いた。