【完】愛の価値






「お前ら…」


俺は由綺の肩に手を置きその手に力をこめる。


「い…伊月?」


さすがに人混みの中なので俺らはじろじろ見られる。


「ちょっとお前ら顔貸せよ。」


俺は呆然とする2人を人気のない場所へ連れていった。


「伊月!違うの!!勘違いしないで!」


美途はびくびくしながら持っていた紙袋を後ろに隠す。


「何隠してるわけ?え?ペアリングでも買ったのかよ。」


「えっ…伊月違…」


「ふざけんな!!」



俺は美途の持っている紙袋を投げつけて踏みつけた。


「伊月!てめぇ!!」


バシン!!


由綺の言葉と共に頬に激痛がはしる。