「私が用意した50万を持って出ていったわ。」 「は?なんのことだよ。」 「お金を渡して"伊月と別れて"って言ったらさっさと出ていったわよ。」 「嘘つくなよ。あいつは昔の姉貴みたいに金に食いつく女じゃねぇ。」 「あら、本当よ。」 「俺…確かめに行くわ。」 俺は鞄を置いて携帯を持ってドアを開けた。 「伊月。あんたにあのこは不釣り合いよ。諦めなさい。」 姉貴の声は俺に微かに聞こえたが俺は振り向かずに走っていった。 美途を求めて……