【完】愛の価値



【 伊月 】


何、由綺と一緒に逃げてんだよ。


俺が具合悪いのに由綺の心配するとかマジでありえねぇ。


メールに気づかないのもむかつくけどな。


俺は午後の授業なんか頭に入らなかった。



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放課後、俺は自分の家へ足をはこぶ。


美途と会うの嫌だし気まずいな。


そんなことを思ってドアをあける。