愛するということ

「話を続けてもよろしいですか」

「すみません、お願いしまします・・・」




部屋の外へ出て、廊下の長椅子へ友里を座らせていると、さっき案内してくれた警官が寄ってきた。



「話は、終わりましたか」

「いえ、まだですが妹がこんな状況なので」

「そうですか、あの、ご主人はまだ到着されませんか?」

「オヤジは、いません。病気で亡くなっています」

「そうですか・・・」



警官は、困った様子で部屋のドアに目を向けていた。



「あの・・・」

警官が再びこちらへ目線を戻しながら話し始めた時





ゴホンゴホン・・・


隣で座っていた友里が咳き込み始めた。
そして、ヒューヒューと苦しそうな息使いを始めた。