愛するということ

「・・・というわけで、非常に危険な状態でありますが・・・」



初めに飛び込んできた言葉に、耳がキーンとした。


耳がキーンと鳴り続けているせいで、拓馬と医者との会話がまるで耳に入ってこない。




そんな状況にイライラして思わず大きな声で「それで、2人は無事なのか?」と2人の会話を遮ってしまった




「隼人、落ち着け。今先生から話を聞いてるところだ。友里を連れて外で待ってろ」




やけに冷静に一喝した拓馬の声に、ハッとして友里を見ると、今にも倒れそうな顔をしてブルブル震えている。

息も、早くなっている。




今、発作を起こされてはマズイ。




さっきより少し冷静になった俺は、拓馬の言うことにしたがって、友里を連れて部屋を出ることにした。