愛するということ

「・・・それもそうね。せっかくだから、やっぱりケーキ買いに行かない?」


ママは、少し驚いた顔をしたけど、すぐにニッコリ笑ってそう言った。


「いいよ。」



まるで拗ねた子供のような返事をして、ママの後を追った





車に乗ると、鼻歌を歌い始めたママにホッとしていると

「瞬、今年の県展はどう?順調?」

「・・・」



今、ホッとしたばっかりなのに・・・


「去年の瞬の描いた絵、本当に素敵だった。パパにも見せてあげたかったな」




やっぱり今日はついてない
何度も忘れかけた絵のことを、どんなに忘れかけても絵の方から私に追い付いてくる。