台所へ入ると、今日も例外ではなく蒸し暑い。きっと、40度近くあるんじゃないかと思う。
夕飯の支度はあらかた終わっていて、後は唐揚げを、あげるだけだった。
「今日はね、隼人の大好きな唐揚げにしようと思って。隼人、受験生でしょ?
夏休みに夏バテでもしちゃったら、大変だしね」
と言いながら、粉の付いた肉と、箸を私に渡して、ママは台所を出て行こうとしている
「・・・えっ?私が揚げるの」
「悪いけど、お願い。ちょっと会社に忘れ物してきちゃったから取りに行ってくる。帰りに、瞬の好きな駅前のケーキ買ってくるから」
両手を合わせてお願いポーズをしているママは、誰が見たって40歳も後半に差しかかった人には見えない
「隼人、まだ帰ってこないよ。帰ってきてから揚げた方がいいんじゃない?」
いつもなら、「分かった」と言えるのに。
今日1日ことごとく上手くいかない私は、素直に言えなかった。
「でも、帰ってきたらすぐ食べれるようにした方が・・・」
「いいよ。大丈夫だよ。みんなもう子供じゃないんだから食事くらい待てるよ」
ママの言葉を遮るように大声を出してしまった。
言い終えたところで、『マズイ』と思ってももう遅い。
夕飯の支度はあらかた終わっていて、後は唐揚げを、あげるだけだった。
「今日はね、隼人の大好きな唐揚げにしようと思って。隼人、受験生でしょ?
夏休みに夏バテでもしちゃったら、大変だしね」
と言いながら、粉の付いた肉と、箸を私に渡して、ママは台所を出て行こうとしている
「・・・えっ?私が揚げるの」
「悪いけど、お願い。ちょっと会社に忘れ物してきちゃったから取りに行ってくる。帰りに、瞬の好きな駅前のケーキ買ってくるから」
両手を合わせてお願いポーズをしているママは、誰が見たって40歳も後半に差しかかった人には見えない
「隼人、まだ帰ってこないよ。帰ってきてから揚げた方がいいんじゃない?」
いつもなら、「分かった」と言えるのに。
今日1日ことごとく上手くいかない私は、素直に言えなかった。
「でも、帰ってきたらすぐ食べれるようにした方が・・・」
「いいよ。大丈夫だよ。みんなもう子供じゃないんだから食事くらい待てるよ」
ママの言葉を遮るように大声を出してしまった。
言い終えたところで、『マズイ』と思ってももう遅い。

