愛するということ

家に帰ると、ママはもう帰っていた。

「瞬、おかえりぃ。手洗って、ちょっと手伝って」



台所から顔だけ出したママがニッコリ笑っている。


私は、この人のこの笑顔に弱い。
この笑顔を曇らせてはいけないような気がしてしまう。



「はぁい」



正直、今日はママが夕飯を作ってくれるから、あの蒸し暑い台所に入らなくて済むと思っていたのに・・・




さっき、少しだけスッキリした気持ちも、一気に戻された。

きっと、今日はついてない1日なんだ。




着替えを済ませるために、重い足取りで2階へ向かった。