愛するということ

同様する瞬の腕をとって立ち上がらせると


「とりあえず、俺の部屋に行こう。後は、なんとかするから・・・」


フラフラと立ち上がった瞬の腕をとった時、一瞬、ピクっと瞬が震えた・・・


「・・・ごめん」


自分でもその反応に驚いたみたいだった。


「気にすんな」


できるだけ、何でもないように言ったつもりだったけど、瞬はもう一度「ごめん」と言った。


――俺って、全然ダメだな



軽い自己嫌悪に陥りそうになったとき、


「瞬ちゃん、帰ってるのぉ?」階段をあがってくる友里の声がした。



「瞬、急ごう。友里に見つかる前に俺の部屋に行け」

友里の声にハッとした瞬も、『うんうん』と大きく頷いた。

俺は、未だ震える瞬の腕を引いて、俺の部屋に押し込んだ。




「着替えは、適当に俺の使って。
後は、俺がなんとか言っとくから、瞬は心配しなくていいから」

「うん・・・ありがとう・・・」




こんなときにも、泣かないんだな・・・