愛するということ

――隼人、早く帰ってこないかな。
さすがに、お友達と2人の家の中で、お風呂になんて入れないよなぁ



やっぱり、さっき食べちゃえばよかったな。




そんな、のんきにアイスに思いを馳せいていたせいで、
『中川君』が、思いつめたような顔をしていたことに気付かなかった。



「俺、瞬ちゃんのこと、前から気になってて、気になってたというか・・・好きなんだ。

いつも隼人の家に来る時、瞬ちゃんに会えること、すっげぇ楽しみで・・・彼氏とかいる?

いないなら、俺と――」




突然、しゃべり始めた『中川君』に、私は驚き
初めの方は、何を話しているのかさえ分からなかった。



ただ、『中川君』は、何かが弾けたように、私を見ながら、一気に話している。
さっきまで、照れたように話していた『中川君』は、別人のように、大きな声で話している。



そして、『中川君』は本人も気づいていないのだろう、私と彼との距離を、徐々に詰めている。