教室や廊下で遠藤に話しかけても返事だけの方が多い。




だけど二人きりだとよく話す。




授業をサボって屋上や丘で二人で話をした。っていうか遠藤は俺のくだらない話を聞いてる事が多かった。





一度だけ自分の話をしてくれた。




『私は委員長サンが思う程いい人なんかじゃないよ。悪い事もたくさんしてきたよ。だから罰が当たったんだ。』



悲しそうに話す彼女の肩を抱き寄せた。




「何があったのかは知らないし変な噂だって流れてるけど、俺の知ってる遠藤は優しく微笑む子なんだよ。」





クスクス笑う。

「委員長サン、それって口説き文句みたい。」





俺の思ってる事言っただけなんだけどな…






遠藤に眼鏡を外され



ぼやけて見える遠藤と



唇が触れた。。。





「ありがと。大和」