夕食後雪乃を家まで送る。


母さんは
「またいつでも遊びに来てね!これからも大和と
仲良くしてあげてね。」


玄関で見送る。





「大和のお母さんはすごく強い人だね。私も見習わなきゃって思った。」





確かに強いんだろな。。。

女手一つで俺らを育ててくれた。


どんなに辛くても
決して弱音は吐かなかったんだ。





空にはたくさんの星が
キラキラ輝いてる。



『辛い時は空を見上げなさい。いつでもお父さんが大和の事を見守ってくれてるから…』


小さい俺に母さんが
言ってたっけ…




「大和…?」




雪乃が心配そうに声をかける。




「雪乃も辛い時は空を見るといいよ。きっと彼氏が見守ってくれてるからさ!」



母さんの受け売りだけど…



雪乃も空を見上げて


「私の事ずっと見守ってくれてるかな?」



雪乃の横顔が月明かりで
綺麗に輝いて見える。






「きっと見守ってるよ。」


そう言いながら
胸はドキドキしていた。