『何してるんだっ、その子から離れろっ』 後ろから聞こえる山本さんの声。 男は視線を私から山本さんに移した。 すぐ近くまで来た山本さんに向かって刃物を振り上げる。 『危ないっ』 モニターの中の私と、それを見る私の声がかぶる。 そして…モニターの中の私は山本さんをかばって男の前に飛び出し刃物で背中を刺されていた。 大きく振りかぶっていたせいか男の刃物は深く私を突き刺していて… 鮮血が辺りに飛び散る。 赤い花びらが地面に散るように私のまわりを彩っていた。