頭が痛い… なんかズキズキする。 そんな最悪な気分で私が目を覚ますと何故だか目の前には端正な顔をした男が立っていた。 「起きましたか?」 顔もいいけど声もすごくいい。 よく通るアルトの声は発育途中の少年のようで耳にすっと入ってくる。 全身黒づくめの恰好はあまりセンスがいいとは思えないけど… まぁ、有りかな。 男は急に怪訝な顔をして私を見つめる。 「まったく…貴方は死んでもそんなことばかり考えているんですね」 呆れたようにつかれたため息と共に男は意味がわからないことを言い出した。