「かなちゃん。 今日は、来たばっかだからメイドの仕事より、この家の案内をしてもらって」 「承知しました。」 今、私に話かけているこの方は、桜美財閥の一人娘、桜美 唯(サクラミユイ)様。 腰まである長い綺麗な黒髪は、唯様の上品さ、大人っぽさなどを引き立たせている。 吸い込まれそうな瞳に、綺麗に整った鼻と口。 その、整った顔には女の私でもうっとりする美しさ。 「えっと、誰に案内してもらおうかな〜……あっ、日乃和!」 「は〜い!」 日乃和と呼ばれた方は、すぐ唯様のところへ来た。