「…今回の生け贄は誰なんだろうな…」 俺では…無いよな。 「…誰なんだろうね……?」 ガタガタと窓が揺れる。外の雪はもっと激しくなっていた。 「…やはり今日は…」 そのときだった。 「うわあぁぁぁぁあああ!!やめろ、離せ…っおいっ…!!」 …この声は。