外はもう真っ暗で、星がキレイだった。
元カレと見た星を思い出して、少し寂しくなった。
そうして、一人で海辺を散歩していたら、いかにもヤンキー系で腕に根性焼きの跡がたくさんついてる人たちに絡まれた。
これは、やばいなー…て思いながら、どうやって逃げようかなって考えてるうちに、肩を抱かれて連れていかれそうになった、
あたしは、やめてとしか言えず、男の力にはやっぱり勝てないと諦めかけたとき、
[おい、俺の女になに手だしてんだょ]
という声と同時に、あたしの肩を抱いていた男たちが次々と倒れていった。
見上げるとそこには、さっきの人たちよりも怖そうな、それでもちょっと大人な雰囲気の男が独りでたっていた。
[え……あの…?]
[お前バカぢゃねーの。こんな暗いときに、一人でそんな格好で歩いてりゃ、襲えって言ってるようなもんだろ。こっちこい。]
そう言って、あたしの腕を引いて、どこかにつれてかれた。
