青いそら。



あたしが今まで切れ間なく男と付き合ってきた理由は、ひとりで寝れないから。



幼い頃、あたしは母親に捨てられた。


まあ、それは記憶もないころで、中学生になるまであたしは実の親だと思っていた両親と幸せに暮らしていた。


そんなある日、母親が浮気している現場を目撃した。

体調が悪くて、学校を早退したあたしが家にかえって見たものは、母親があたしの知らない男とベッドの上で愛を育んでいるところだった。



声も出せず、あたしは、ただ家を出ていくことしかできなかった。



その日は帰らなかった。



お父さんに電話をして、今日は家に帰りたくないと言うと、お父さんは、あたしを車で迎えにきてくれた。


お父さんだけは、信用できると思って、全てを話した。



すると、とんでもない事実をつきつけられた。