青いそら。




[ねぇ、疾風。なんで俺の女になれって言ったの??]



疾風くらいかっこよければ、彼女がいてもおかしくないのに、なんであたしなのかな??

そう思って、本気かどうか確かめたかった。



[おれ、ずっと前から深雪のこと気になってた。]





え、どういうこと?
あたしは、疑問でいっぱいだった。



[ずっと前からって?]





疾風は、やっぱりなと言うような顔であたしを見て、笑った。




[お前、やぱ覚えてなかったか。なら、ゆっくり思い出させてやる。]



そういって、あたしの頭を撫でた。





あたしたち、前から知り合いなの?