青いそら。





次の日の朝、あたしの携帯が鳴って目が覚めた。



起きたら、もちろん疾風の腕の中だった。



携帯を見ると、葉瑠からメールで


あたしたち、この男の人たちが送ってくれるみたいだから、帰るけど、深雪どこー?




という内容だった。




あたしは、先帰っていいよ、またあとで連絡するとだけ返信した。



久しぶりにこんなにゆっくり寝れたなぁとベッドに座ってのびのびしていると、疾風が後ろから抱き締めてきた。







[深雪ぅー…まだ眠たい。]


そう甘えた声でいいながら、あたしを腕でしっかり抱いてまた横になった。あたしは、疾風の抱き枕状態。





疾風の寝顔を間近でじっくり見てみた。


まつげ長くて、顔きれい。そして、シャンプーのにおいがした。




あたし、この人の女になったのか。





全然実感がわかなかったけど、ずっと前から付き合ってたみたいな安心感があった。