「…っ馬鹿みたいでしょう
でもっおじいちゃんっ大好きだから…
っ」


なに泣いているんだろう


「ひっ引いた?でも…!んん!」


あたしはキスされた


甘い甘いキスを……


あたしは恐る恐る目を開けた


「…!」


航汰は泣いていた



声もあげずゆっくりゆっくり涙を流し
ていた


「…っ航っ…汰…」


「凛のおじいちゃんはぜってー治る
だってこんなに凛に…大事に………
愛されてんもん…!!」


「…航っ汰ぁ!!」


あたしは声をあげてないた…


航汰の胸の中で…


そんなあたしを航汰は強く強く抱き締
めてくれた