見事に夏樹をスルーする未央。


すたすたと歩き出せば
夏樹がついてくる。

すでに主従関係は出来上がっている。

もちろん未央が上だ。


まわりからはちょっと不思議な関係に見えるが、二人にとってはこれが当たり前なのだ。



未央の何事にも動じず
自分をしっかりともっていて
少しSなところを夏樹は好きになり、
未央もまた、ぽやぽやしていて、占いが大好きで、他人になんと言われようが自分が好きなことに没頭出来る夏樹が好きだった。


二人は親友なのだ。


まぁ、未央は夏樹のことを小学生だと思っているが…。


そんなこんなで毎日、学校までは未央がツンツンして、夏樹が騒ぐという不思議な図で登校している。