いきなりのことで 受け身も取れなかった少年は 背中から思い切り落ちた。 「いってぇぇぇぇぇえ!!」 地面にしゃがみこみ 背中の痛みに悶える。 「はんっ。ざまぁみやがれ。人を見かけで判断するなよ、腐れ野郎が。」 未央はそう言って 少年に背を向けスタスタと 歩き出した。