・・・なんだか花澤さんを崇拝する美里くんのようなことをいってしまっている。



人生で最大の汚点。




「・・・うぅん」



こよみは気持ちよさそうにむにゃむにゃ言いながら寝返りをうつ




だがしかし




ゴツン




「いっ」




屋上なのだから寝返りを打てば痛いに決まっていた。




「ったぁ~」




頭の右側を摩りながら、こよみはむくりを起き上がる。




「・・・あれ・・・、わたし・・・」



こよみは記憶の回復に時間がかかってしまうようだ



僕の方を振り返り、こよみは眠そうな表情で



「おはようございます先輩・・・」



「うん、おはよ・・・」



なぜに挨拶



そして、なぜかこよみは全てを悟った探偵のような表情になる