文目剣術部【弐】


「さすがですね」と華宮は微笑んで詠の寝ているベッドの近くの椅子に座った

「重症にならなくて良かったですね」

「…うん。しばらくすれば視力戻るってさ」

「そう…ですか」

静まりかえる病室の中

「華宮?」と詠が尋ねた

「…かと思いました」

「え?」

「死んじゃったかと思いました」