「お前を見たりお前の話し聞いてると寂しそうだなって思うよ」 「話しはそれだけ」と詠は薊に背を向けて帰って行った 「詠!?」と蔭平は驚いて慌てて詠の後を追った 「…お前は帰らねぇのか?」 1人秋桐高校の昇降口の大きな木を見上げている華宮に薊は尋ねた 「緑が綺麗だと思いませんか?」 「は?緑?」と薊は突然話し始めた華宮を見た 「花が散っても尚、緑を咲かせ木は毎日を真っ直ぐ生きている…雨や風さえも真正面から受け止め何度倒れても立ち上がろうと生きている…」